桃は皮ごと食べると栄養価も満点です

甘い桃の秘密はフルクトースと呼ばれる果糖にありました

青果の桃を一口かじると、甘い果汁と果肉が口いっぱいに広がります。
主成分は果糖なのですが、この果糖はフルクトースと呼ばれる単糖類で砂糖の1.5倍の甘味を感じることができます。
体内で代謝過程を得ずにそのままエネルギーになりますので、風邪を引いた時や体力が低下した時に食べると、すぐに栄養源になりますので病気中のお見舞いなどに贈ると滋養強壮効果があるでしょう。
またカリウムを豊富に含んでいますので、塩分排泄作用がありますので高血圧にも効果があります。
血圧が高めの方はデザートとして桃を頂くとよいでしょう。
またスポーツ選手や肉体労働者の方もこの青果をいただくと、青果に含まれているカリウムの効果で筋肉のけいれんを防ぐ効果がありますし、カリウム不足による筋肉低下や筋肉障害を予防することもできます。
他にもペクチンなどの食物繊維が含まれており、水溶性食物繊維であるため、整腸効果があり便秘を改善する効果もあります。

日本人は桃好き?品種もたくさんあります

桃はもともと中国原産の成果なのですが、日本でもさまざまな品種が開発されていますので、色々な種類のものを味わうことができるでしょう。
この青果の生産量が日本で一番多いのが山梨県で次に福島県、長野県、和歌山県、山形県の順です。
日本から輸出されている桃も多く、輸出先第一位は香港で輸出量は年間で約983トンで、その輸出額は8億以上です。
輸出先第二位は台湾で、輸出量は年間で約272トン、輸出額は2億円以上ですので、海外での人気も相当なものだといえるのではないでしょうか。
日本原産のものは、品種改良のおかげで甘味も強くやわらかな果肉でジューシーな美味しさがあるため、海外でも相当な人気があるのだといえます。

桃の皮には栄養がたっぷり詰まっています

桃を食べる時、皮をきれいに剥いてから食べるというのが普通ですが、実はこの皮の部分には栄養がたっぷり詰まっていますので、皮を捨ててしまうのは実にもったいないことです。
皮は流水で擦り洗いすると、産毛が綺麗に取れますので、産毛を綺麗に取った状態で包丁でカットしてそのまま頂くと甘味を感じやすくなります。
皮のすぐ下にある身の部分には糖度の高い果肉がこびりついているため、この部分がとても栄養価が高く甘みも強くなりますので、やはり皮ごと食べるのが一番おいしい食べ方といえるでしょう。
また皮にはビタミンE、ナイアシン、カテキンが含まれており、アンチエイジング効果や肌をきれいにしてくれる効果がありますので、皮はなるべく食べるように心がけましょう。

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